松本蟻ケ崎高校同窓会

文字サイズ変更

『31回生銀華の集い』が開催されました

<2023年 31回生 銀華の集い> 去る2023年11月3日、松本のホテルブエナビスタにおきまして、31回生の還暦同窓会「銀華の集い」が催されました。 コロナ禍によって三年延期されましたが、恩師・勝野壽雄先生、望月紀子先生(ともに英語の先生)をお迎えし、64名の参加を得て無事開催することができました。 60歳を過ぎた仲間たちは思春期の照れや見栄などすでになく、腕を組み、肩を抱き、手を繋ぎ、ハグをする。決まったテーブルはあってもほとんど意味がなく、もはや幼稚園児が遊戯場で遊ぶような親密さで、会場中があたたかさに包まれました。 あの人間の根幹を作ってくれた三年間がいかに貴重なものであったかと、改めて感慨深く思うひとときでした。

また、90歳をお迎えになった勝野先生はますます飄々とされてお話も面白く、懐かしい気持ちで大笑いさせていただきました。 88歳になられた望月先生は、一年の半分をロンドンで、残りの半分を松本でお過ごしになられているとのこと。信念のあるお元気なお姿に、こちらも背筋が伸びる思いがいたしました。

二次会は同じくブエナビスタの小ルームをお借りし、高校時代にはいちども話したことがなかった同窓生とも、気軽に当時の思い出などを語り合いました。 みなあちこちのテーブルを渡り歩き、参加できなかった人たちの様変わりした写真を見せ合ったり、「実はあの時こうだった」などの暴露話をし合ったり、一次会以上の楽しさに時間が過ぎるのも忘れたほどです。 親の介護や小さな孫の世話など、60代はけっこうこき使われる年代でもありますが、もうひと仕事できるだけのポテンシャルも持っています。 勝野先生の「人間は150歳まで生きられるようになる」という医学的エビデンスのあるお話や、望月先生の「60代、70代はなんでもできます」という力強いお言葉にもあるとおり、私たちはまだまだ人生を謳歌できます。 久しぶりに旧友と会った喜びは、そうした明日へとつながる意欲を呼び起こす時間でもありました。 案内の発送やホテルとの交渉、パンフレット作成、会計収支など、松本の幹事のみなさんが労を惜しまず奮闘してくれました。 楽しい時が持てましたのも、幹事の働きがあってのことで、感謝に耐えません。 次は卒業50周年「銀河の会」です。 私たちは69歳になっています。 「それでは遅いから、もっと手前の66歳で一回簡単なのを開け」というご要望もありました。 それは今後の検討課題とさせていただきますが、今回の集いで再び結ばれた絆を大切に、元気よく人生の後半を歩んでいきたいと思っております。